■誰でも個人でも加入できる労働組合
山梨ユニオンは、会社ごとの企業内労働組合ではなく、労働者個人がだれでも、パートや契約、臨時でも加入できる労働組合です。
労働者の駆け込み寺、権利を守る砦をめざしています。
また同時に、生活困窮者支援団体等を含め労働者支援団体との大きな連携をめざしています。
■山梨ユニオンの歴史
○1982年3月29日
山梨一般労組結成(全国一般山梨中小労評加盟)
○1996年9月28日
山梨一般労組を再編し山梨ユニオンに名称変更
同時に、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークにも加盟。
○2017年9月30日
全国一般山梨脱退し全国ユニオン加盟及びコミュニティ・ユニオン全国ネットワークに加盟。
■労働者と労働組合のおかれた現状
『一人では弱い労働者。』
「有給休暇がとれない」
「いじめられた」
「残業しているが賃金が支払われない」
「病気になったら辞めさせられた」
などなど、相談の一例です。
明らかなのは、多くの職場で、会社経営者は有給休暇や残業代支払の労働基準法さえ守っていないという実態です。
労働組合の2017(H29)年の推定組織率
\全国では17.1%、山梨県では12%/
たとえて言えば、
100人の会社で、労働組合員が12人の少数労組というのが社会的な立ち位置です。
ですから、結果として山梨県として労働者福祉などで使われる予算も小さな額になってしまいます。
労働組合は少数であるがゆえに、
労働組合のない職場で働いている労働者にとっては、
労働者が声をあげることはできない、
というような恐怖感をみんなもっています。
”労働組合を結成した仲間は「職場の仲間は、会社社長を怖がっていましたので、有給休暇が取れなくても、残業代不払いがあっても、誰も口に出せませんでした。」”
”しかし、労働組合を結成して、有給休暇取得や残業代の支給など労働基準法を守るこ
とを要求したら、国の法律ですから会社は応諾せざるを得ませんでした。”
結論は、会社経営者に労働基準法などを守らせるには労働者1人では声をあげられなくても、みんなで声を上げる団結した力が必要だ、ということです。
労働組合は一人では弱い労働者の生存と権利を守る武器です。
■山梨ユニオンのゆめ
『8時間働いて生活できる賃金を。』
私たちには夢があります。
労働者が健康で文化的な豊かな生活をおくることです。
そのために
○すべての職場で、労働基準法などの法律が厳守されること
○職場のいじめパワハラをなくすこと
○長時間過重労働をなくすこと
○8時間働いて生活できる賃金
これらはちょっと考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、今の現実はこのことが実現できないどころか、労働者に長時間過重労働や過労死を強いるブラック企業などが跋扈しています。
職場で、以上のことを実現するには、私たちだけの力ではできません。
私もあなたも、労働者一人ひとりの力がないと、実現はできません。
皆さん、社会で労働者は多数です。一人一人の労働者こそが主人公です。
ゆめを実現するために、一緒に力をあわせましょう。
■ 山梨ユニオンのサポート
『総合的なサポート』
夢を実現するために、皆さんに寄り添いサポートするのが、山梨ユニオンです。
「残業代って支払われるのですか?」
「有給休暇は何日あるの?」
「労働基準法などをよく知らないので…」
という疑問の声が寄せられています。
\そんなときは!/
第1に、一緒に法律を知る機会をもつ
第2に、職場に法令順守をさせるために、労働者が会社と交渉する権利として労働組合の結成をサポートします。
第3に、 健康で豊かな生活をするために、会社に改善要求(賃金引上げ含めて)を行うことをサポートします。労働組合がないと要求・交渉もできません。
第4に、 会社による労働者への不当解雇など権利侵害、労働組合への支配介入など不当労働行為と闘うことをサポートします。
第5に、 職場の問題ばかりでなく、生活や健康、などの問題があれば、一緒に相談対
応するNPO団体、市民団体と連携し専門家(弁護士・社会保険労務士・社会
福祉士、産業カウンセラーなど)と一緒にサポート及びアドバイス、希望者に
はカウンセリングを行います。
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